【町おこしイベントレポ】枚方家具団地、初の試み。「木と家具の文化祭」の結果は?

地域メディア「枚方Womanを運営し、ライターとしても活躍するさわさんによる記事です。

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文章で企業様の集客や採用を支援している商業ライターのさわです。

11月22日から3日間の枚方家具団地セール、中日の23日(土)、晴天。
以前の記事でお知らせした、枚方家具団地の新しいイベント「木と家具の文化祭」が開催されました。

▽告知記事

note(ノート)
【11/22〜24】枚方家具団地で年内最後の大売り出し!11/23の“木と家具の文化祭”をお手伝いすることになった... 企業様の集客や採用に関わるライティングをしている、商業ライターのさわです。 以前、「実践‼︎枚方界隈クリエイション」よなよな夜咄 第六夜 まちとひと編【出張版】のイ...

当日は、朝から晩まで家具団地中を駆け巡り、楽しませていただきました。

「家具のまちを、もう一度盛り上げたい」 そんな大人たちの本気に触れ、私自身が体験し、感じた1日を正直にお届けします。

晴天!気持ち良い朝のスタート!

集合時間は朝8時半。 11月後半にしては暖かく、雲ひとつない青空にウキウキ!

会場に着くと、すでに出店企業の皆さんが準備を始めています。

まずは関係者の方々と名刺交換からスタートしたのですが、皆さん本当にニコニコされていて雰囲気がいい

「今日をみんなで良い日にしよう」という温かい空気が流れているのを感じました。

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普段は見られない家具工房も見せていただきました。

職人さんが研磨機で木材を削っておられて、木の香りが辺りにふわっと漂います

朝の澄んだ空気と木の香り。これだけで、なんだかすごく幸せな気分になります。

地元の方が協力してくださったのがうれしい!

今回のイベント、実は広報期間が短く、「お客さんが来てくれるだろうか…」と正直不安な部分もありました。

広報らしい広報は、2週間前まで、私のnoteとXくらいだった気がします。(非力すぎる…泣)

でも、蓋を開けてみれば、数千部のチラシがあっという間になくなり、急遽増刷する事態になりました!

地元の方が近隣のポスティングに協力してくださったり、口コミで広めてくださったり。

「家具団地、なんか面白そうなことやるらしいで」

地域の皆さんがイベントに期待してくれて、協力してくださったという事実がとてもうれしいです!

重厚感ありすぎ!飛騨産業さんの椅子

本部のある家具工房では、まずは飛騨産業さんの天然木の椅子を発見!(前回の記事で大盛り上がりした普段は9万円相当の椅子です)

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どちらも存在感がすごい

私自身、インテリアに詳しいわけではないのですが、重厚感がありつつ、混じり気なしの「純度100%の木」の木目がきれい。
曲線も柔らかくて高級感がある。

ベタですが、「かっこいい」の一言

朝からインテリアコーディネーターさんが「これはすごい!!」と言いながら、真剣に写真を撮っていました。

興味津々、作ってみようかなと言う方も来られたり、ミルクスツールを見て作ってみたいとじっくり眺めている方もおられました。
が、価格が高い(1万~5万円)ので、いきなりは難しかったのかも。

事前に時間をかけて徐々に良さをお伝えしたほうが良かったかもしれません。

爆買い!?ミスキョウコさんの靴

次に私が向かったのはここ。 島根県からやってきた、外反母趾にも優しい靴「ミスキョウコ」さんのトレーラーです。

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迫力満点のトレーラーショップ!
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内部はまるで普通のお店みたい

イベント前から公式サイトをチェックし、デザインが可愛かったので、ひそかに1足は買うつもりでいたんです。

サイトで見た靴を見つけ、足を入れてみるとピッタリフィット!

新しい革靴って、たいていどこか当たって痛くないですか?

馴染むまで我慢するものだと思っていたのですが、それが全くなかったんですよね。

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友人のフィッティング

あまりの快適さとデザインの可愛さに…… 気づけば2足、買っていました。

ちなみに、友人のインテリアコーディネーターさんも買う予定がなかったのに、衝動買いしていました。きっと私と同じ気持ちだったかと。

ミスキョウコさんのオンラインショップはこちらから。

親子連れにほっこり!YODOGAWA GARAGEさん

ホクホクしながら家具工房の本部に戻ると、すでにワークショップが賑わい始めていました。

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朝から参加してくれてうれしい!

YODOGAWA GARAGEさんでは、親子連れが木工体験中。

子どもちゃんがウキウキと木に触れる横で、お父さん・お母さんの方が本気モードになっている「ワークショップあるある」な光景に、思わずつられて笑顔になってしまいました。

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お父さんも楽しい!

YODOGAWA GARAGEさんは「YODOGAWA」の名の通り、大阪の淀川区、西淀川、東淀川とアーティストさんたちと一緒に町おこしをされている木工作家さんです。

新大阪・三国エリアで定期的にアートフェスやワークショップを開催されています。お近くの方はぜひ!

牛革は牛の形(当たり前だ!)カリモクさんのサコッシュ

その後、カリモクさんのブースへ向かうと、YouTubeにも出演されている山田常務の「本革のサコッシュ作り」にすでにお客様が!

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カリモク山田常務(奥)

こちらの方は、今日を楽しみにされていて、サコッシュ作りは一番に参加する予定で来られたそうです。

整形されて穴の空いた革に、同じく革紐を通します。

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穴の空いた部分に革紐を通します

背中の方が硬くて、お腹の方が柔らかいんですよ」と、牛の部位による違いを教えてもらいました。

これは、牛の片側だそうです。牛の形そのままだ…。

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牛革の左側が頭、下側が足

せっかくなので、私もサコッシュを作ってみました。

本革のソファーの切れ端を使っているので、革代は無料だそうです。超お得なお買い物!そして、エコ!

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私が作ったサコッシュ

シンプルで高級感もあって良くないですか?
自分で作ったスマホ入れなので、愛着が湧いて毎日使っています。

くぼんぬさんの似顔絵も大繁盛!

ここで、私がお世話になっている先輩が遊びに来てくれているよ!と友人から連絡がありました!!

急いで家具工房に戻ってみると、先輩は似顔絵のくぼんぬさんのブースへきてくださっていて、似顔絵を描いてもらっている最中でした。

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色鉛筆の数がすごかった…

「可愛く描いてくれてありがとう」とお互いニコニコされている姿を見て、イベントってこうやって人と人を繋ぐんだなぁとしみじみ。

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お世話になっているマナー講師の吉田正美さん(手前)

くぼんぬさんは普段、ホームセンタームサシ京都八幡店で似顔絵ショップをされています。くぼんぬさんに会いたい方はぜひ訪ねてみてくださいね。

森林整備に取り組む!グリーンパワーうんなんさん

次に向かったのは、グリーンパワーうんなんさんの「里山の間伐材を使った壁掛け時計作り」です。

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真剣に作業するお客様

ブースでは、2名のお客様が制作中でした。番号の入ったまんまるの木材を大きな時計の版に貼り付けます。

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12個の木材をぴったり並べるバランスが難しそう…

木って、いいですよね。
理屈じゃなく、見ているだけで心がほっこりする。

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木材の色合いが心地よい!

木材が持つ癒やしの力を、改めて感じました。

こちらをチップにするのはもったいない。何かに使えたらいいのだけど、何か良いアイデアはないでしょうか…。

お昼ご飯は家具団地内のカフェ「カフェ・ド・ムーブル」さん

お昼には家具団地内の「カフェ・ド・ムーブル」さんのお弁当をいただきました。

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出店者さんと一緒にお昼ご飯

優しいお味でとても美味しかったのですが…… あまりの空腹にすぐ食べてしまい、お弁当本体の写真を撮るのを忘れました!!

ランチをされているそうなので、近々お邪魔してリベンジしてきます!

インテリア相談も受けました!まきさん

一緒にお弁当を食べていたのは、インテリアコーディネーターのまきさん

楽しくおしゃべりをしていた最中、まきさんのブースにお客様がいらっしゃいました。

すぐさまお客様の元へ走る!

今ある家具をどう活かせばいいか」というご相談だったそうなのですが、さっきまでのリラックスモードから一転、プロの顔。

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古い家具をどうするか相談

良い家具を買うときには後悔したくないもの。購入前にこういった相談ができる場があるのはありがたい。

常識を覆された!大東寝具さんのセミナー

そしてランチの後は、大東寝具さんのおすすめ「tetra(テトラ)」に座って、セミナーに参加しました!

睡眠のゴールデンタイムは22時〜2時ではない
お昼寝は150度の角度が良い

などなど。
他にも、今までの常識だと思っていた事実がまったく違う事実をたくさん知りました。

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時折振られる質問にドキドキしながら参加

そして、セミナー中に座っていたこのクッション「tetra(テトラ)」。

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出典:大東寝具工業公式サイト

座ってみると、身体をふわっと包み込んでくれて、どこにも負担がかからない。

そして、軽い!

旅館でも使われていることが多く、近隣では松井山手のSPA&HOTEL水春さんや天然温泉スパ&サウナ awa awa KOBEさんでも採用されているそうです。

これは人をダメにする…いや、人を幸せにするクッションですね。

人を惹きつける魅力がすごい!STRAMBOさん

セミナーが終わり、STRAMBOさんのブースを覗くと、レジンアート作りに没頭する子どもたちを発見!

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レジンってこんなにたくさんの色があるんですね

小さな枠の中にレジンを流し込み、真剣な顔で参加中。中には1時間以上かけてじっくりと作品を仕上げた子もいたそうです。

そして、とても印象的だったのが、店主のロイさんの笑顔!

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「旅」と書いて「ロイ」と読む、なんと本名だそうです

無理にテンションを上げるのではなく、本当に自然体でふんわりと優しい笑顔で寄り添われていました。

「話しかけてもいいんだよ」という安心感のあるオーラが溢れていて、子どもたちもリラックスして制作を楽しんでいました。

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渚ノヱンさんの丁寧な珈琲づくり!

ここで、私もちょっとひと休み。
渚ノヱンさんのブースで、コーヒーを淹れていただきました。

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ほんの数分で「御殿山渚ノヱンショップ」が完成!

目の前でドリップしてくれるため、コーヒーの香りがふわぁ〜っと辺りに漂います。走り回った体に染み渡る……!

メニューには珍しい「まこも茶」というお茶もありました。

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まこも茶、初めて見ました

カフェインレスでデトックス(下毒)作用もあるらしいです。

でも、珈琲好きの私はオリジナルブレンドの珈琲をいただきました。イガイガ感がなくスッキリしていて美味しかったです。

ヒミツキチガレージさんの本格的なカスタマイズ

午後は工房にもお客様が増えてきました。

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午後からはわちゃわちゃしてきた

工房の外には、ヒミツキチガレージさんのハイエース!カスタマイズ好きな方はたまらんやつです。

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大きなハイエースにカスタマイズされた室内

イベント開催中もお客様が何度か覗きに来られていました。

この木製部分の棚がDIY?した部分だそうです。

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車内に本格的な棚!

木製の台がピッタリフィットしていて、ランプもおしゃれ!車内なのにどこかのバーみたいでした。

普段は兵庫県姫路市でDIYや車いじりができるレンタルスペースをされているので、興味のある方はぜひ訪ねてみてください。

懐かしい工作!創修さんの木箱づくり

ラストスパートは、創修さんの木箱作りへ。

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小さい木片を型に合わせてボンドでひっつけます

……と意気込んで向かったのですが、到着した時には、残念ながらワークショップの体験が終わっていました(涙)。

創修さんにお願いして写真を見せていただき、ご厚意にてご提供いただきました。

小さな木片を組み合わせて丸い木箱を作っていく作業、難易度もそこそこありそうな工作です。

間近で見たかった!

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こういう工作楽しいですよね

創修さんのブースには、天然木で作られた「子ども用キッチン」も展示されていました。

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高級木材を使った子ども用キッチン

おままごと用とは思えないほど本格的な子ども用キッチン。木の温かみが神々しい!

これが家にあると遊びに来る子どもたちのテンションが上がるんですよね。

昔、我が家の娘も欲しがったけど、買ってあげられなかったなぁ、と少し悲しくなりました…。

枚方の方に家具団地を思い出してもらうために

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すっかり暗くなりました

16時半でイベント終了!1日が本当にあっという間でした。

ここからは、みんなでお片付けをして簡単な打ち上げをしました。家具団地協同組合・代表理事の藤川さんの音頭で、「お疲れ様でしたー!」と乾杯

朝はバタバタしていてゆっくり話せなかった分、それぞれの仕事の話や、今日のイベントの感想 や普段のお仕事など改めてお話する機会となりました。

家具団地の店舗の方からは「普段より少しお客様が多かったよ」と、嬉しいお声をいただきました。

正直なところ、爆発的にお客さんが来てくれた!というわけではありません。

でも、「家具団地」という場所があることを、近隣の方に思い出してもらえた。 足を運んでもらえた
その「少し」の変化が、何よりの成果だと思います。

昨今の大量生産・大量消費・大量廃棄の文化。
そんな中、
家具業界を取り巻く環境はよくはないかもしれません。

それでも動き出さなければ、何も変わらない。
でも、こうやってみんなが集まって想いを持って動けば、何かが生まれる気がしませんか?

各メーカーさん、職人さん、作家さん。 本来ならライバルかもしれない企業同士が、この日は一緒になって枚方家具団地に来られたお客さんを楽しませる。

「競争」ではなく「共創」。

ただの「地元の家具屋さん」ではなく、「枚方」といえば「インテリア」 と世界で言われるくらいの場所にしたい

「世界のIMABARI(タオル)」のように、いつか「世界のHIRAKATA」へ。

枚方家具団地さんが話されていた、枚方を大きくインテリアのまちへ変貌させる構想に魅せられました。
この構想を聞いた時のワクワクした気持ちが忘れられません。

▽枚方家具団地イベントのお手伝いをするきっかけとなった記事はこちら

note(ノート)
枚方の危機?クリエイターじゃなければ知らなかったこと|さわ 企業様の集客や採用に関わるライティングをしている、さわです。 先日、「実践‼︎枚方界隈クリエイション」よなよな夜咄 第六夜 まちとひと編【出張版】に参加しました。 「...

「世界に誇れる技術」の証拠が家具団地にはあります。
たとえば、東洋家具センターさんには、今ではほとんど見かけなくなった「桐箪笥」が展示されています。

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東洋家具センターさん

呼吸をするように湿気を調整し、大切な衣類を守る日本の伝統家具。

このような貴重な技術が、枚方で受け継がれていることを誇りに思います。日本で、さらに世界で、もっと知られていいんじゃないですかね〜。

枚方家具団地はこちらです。品質の良い家具を探されている方は、ぜひお越しくださいね。

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